Yutaの伝言板

20歳ぐらいの頃、リアルタイムの音楽にハマれなくて古い音楽を聴き漁るようになった。


そしてローリングストーンズに何と無くハマっていった、今思えばリズムが心地よかったのかもしれない

そのリズムを作ってるのがギターだと気付いた時に俺の中で何か変わり始めた…

ギターなんて興味無かったのに、派手なメイクしてピロピロ鳴らす物だと思ってたのに概念が変わった

楽しそうだな…俺もやってみたいな…

22歳の時、リサイクルショップでギターを買って来た…本当にバカだったと思う

実際手に持ってみたらまたバカみたいな発想が生まれた…

『そうだ!せっかくだからバックトゥザフューチャーのやつ弾いてみたいな!』

ジョニーBグッド…
今思えばそれはストーンズにも直結してるし、やって良かったんだけど、本当にバカだったと思う

一年後にはストーンズのリフをいくつかと、『バックトゥザフューチャーのやつ』を弾けるようになってた
譜面が読めなくて、何度ライブ動画を見たか分からない…
そこで満足すればいい物を、今度は理解をしたくなった
なんでここを押さえるの?このコードは何?
ギター教室に3回ぐらい行ったけど続かなかった、その代わり自分で納得いくまで考えるようになっていった

ロックンロールのバンドを組んで、ギター弾いてりゃ充分だと思ってた
目立ちたがりでもないし、元気なボーカルの後ろでギター弾いてりゃ充分だと思ってた…楽しけりゃオッケーだと

ただそれも上手く行かなかった、身近な奴とやってみてもケンカになって続かない…
音楽バーのセッションも気持ち悪いだけだった

そして全く楽しんでない自分に気付く…

チームプレーは苦手みたいだ、リズム隊が合わせてくれなきゃ出来る事も出来ない

悩んでる間に聴く音楽が広がって、ブルースとかカントリーに少しずつハマっていった

ギター1本でバンドみたいな音を出す人達が衝撃だった…

これを掴めばベースもドラムも要らない…最高じゃないか!合わない連中にイライラしなくて済む!

ただ歌えなかった…声変わりして以来声を出す感覚が分からなくなってたし、歌うって事はMCをしなきゃいけない…
全く想像がつかなかった、俺は一言も話さずに1日過ごせるような奴だ

この時期は身体がボロボロで歌えるワケがなかった、練習はおろかリハビリすら続かない

でも歌えるかは別として、気持ちを変えてくれたのはボブディランだった

何と無く心地良くて聴いてたけど、ガキだったから本当の良さに気付いてなかった

来日公演を見に行った時、何かに圧倒された

声がガラガラだし決して上手くはないんだろうけど、何か訴えてるのは凄く伝わってくる…
動物が吠えるのと同じだ!何かしら理由がある…

ギターを始めた時と同じ、概念が変わり始めた、
下手でいいってわけじゃないけど、ガラガラ声の俺にボブディランが勇気をくれた

訴えたい事…?…腐る程ある!

身体のリハビリももう少しってトコだった

それから一年経たない内に人前で歌い始めた、28歳だった

自分で曲も書き始めた、少なくとも誰かしらは聴いてくれるようになった

一つステップ踏む度に厄介な問題が出てきて、それがイヤで変わり続けてきた、少しずつでも…

きっかけと勇気をくれた人達に感謝したい

俺はただのバイカーだったんだ…

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このブログは、コメントの受け付けを止めました!

不愉快な連中を相手にしたくないし、削除する手間もアホくさい

まぁ…バカ対策って事で(笑)

今迄嬉しいコメントくれた方達、本当にありがとうございました!

全部消すけど記憶に残しときます!

これから先、もし何かあれば気軽にメッセージ下さい

ちょっとしたお知らせでした

大昔の、ボブディランよりももっと昔のフォークシンガー、レッドベリーの話

日本のフォークとか全然わからないんだけど、ボブディランが好きなのもあってこの人を知った
この人に関して有名なのは殺人犯だって事と、刑務所で演奏してたらそれがウケて釈放されたって事…
他にも色々やらかしたそうだけど、そこはどうでもいい

この人の歌の殆どは移民のアイルランド民謡とか、アメリカで古くから歌い継がれたものらしい
いつ誰が作ったのかわからない様な歌、彼が音源を残したから、その後の人達に歌い継がれて残ってる
殺人犯だろうが何だろうが、これって凄い事だと思う

ボブディランもカバーしてるhouse of rising sun  
数えきれない程カバーされてるgood night irene…

人生の失敗なんかを歌ってる曲が多い気がする…ジョニーキャッシュ辺りの、アウトローって呼ばれる人達の源流はここだと思う

自分のしでかした事、その報い、
それを心底悲しんでる感じがする…

これがフォークソングって物なのか…
そう思った…

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